定額小為替手数料の値上げ

戸籍謄本や住民票,固定資産評価証明書を取得するのに,費用が多くなり痛手です。

郵便局で発行される定額小為替の手数料が100円から200円になりました。
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750円の定額小為替の場合,950円が必要となります。司法書士にとってインパクトが大きそうです。

複数の戸籍謄本を取得するとき,そのかたの過去の戸籍謄本の数が分かればいいのですが,調査で出生から現在までの戸籍謄本が必要となり,3通くらいから多いかたで7通以上必要なかたもいます。

戸籍謄本が増える理由は,婚姻でいわゆる「入籍」(入籍というより戸籍の創出のほうが正しいですが)のほか,旧民法(旧と言っても昭和21年以前の民法)の「分家」や「家督相続」,過去に法律による戸籍の改製により,戸籍謄本が更新される場合があるのですが,その通数によっても戸籍謄本の数が増えるというのが原因です。

何通かわからないので,弊所の場合,定額小為替750円x大体の戸籍謄本のおおよその通数分+1通分送付しています。通数が増えれば増えるほど為替手数料がかかるということになります。

1,500円という定額小為替が存在しないので,戸籍の通数が多くても,まとめて払えないのがさらに不便です。いつかは電子申請による電子決済とかにならなものでしょうかね。