情報公開請求の請求数で,行政機関のトップは,「法務省」で圧倒的に「一部開示」となっています。(総務省:情報公開制度 令和2年度施行状況調査結果)
これは,法務局の「登記受付簿」の情報公開を請求している数が多いと推定されます。
法務局に相続等の登記後,見知らぬ業者からDMが来ることがありますが,司法書士がその登記した情報を漏らしていることは絶対にありません。情報公開制度を利用して業者が「不動産登記受付簿」を閲覧することによって,登記された申請人と不動産を特定しているのです。
情報公開請求制度は,市民の権利かと思いますが,業者のビジネスに利用されていることも多いのでしょう。