今日は、株主総会の集中という話をします。
6月というと3月に決算する会社の
株主総会が集中します。
しかもその集中するなかでも、
「6月の最終営業日の前日かその前の金曜日」
が集中日になるというのは知っていますか??
そもそもなぜ株主総会に集中日があるのか…
もともとは総会屋対策である言われていました。
総会屋っていうのは、株主であることを利用して
議決権行使を条件に利益供与を求めること(会社法120条)
を商売としている組織のことです。
(いわゆる経済ヤクザもその一種)
総会屋がこないように、みんなで同じ日に
したんですよね。
最近は集中日に株主総会を開催する
会社が減ってきたとのこと。
それでも、6月に定時株主総会をする
会社は多いですよね。
定時株主総会は決算の基準日である
決算日から3か月以内に
開催しなければならないからです。
(会社法124条2項)
基準日とは権利行使(議決権行使)の基準となる
株主を決定する日であり、
つまりは、議決権を行使する
株主を決定する日です。
ですが、開催の2週間前までには、
株主に招集通知を出さないといけないで
株主総会に提出する報告書や議案などは、
ほとんどその前に監査などを受けるなどして
决定しておかなければなりません。
旧商法では会計監査から8週間以上後に
定時株主総会を開くみたいな規定も
あったようですが。
決算関係の報告書というと、
総務系にとってはたいへん仕事ですよね。
2か月もないところで、
前年度の結果と、
今年度の計画を報告をまとめる。
多くの会社の総務部門は
同じ頃にそういったことを
しているわけですね。
ちなみに定時株主総会で、
新しい役員がよく選出されますけど、
多くの大企業は、5月の大型連休に
社長とその直参の社員が
箱根のホテルにこもって
決めているとのうわさてです。
そして、今年は箱根山の噴火。。
なにかありそうな予感。。