法務局に提出する原本還付のコピーのサイズに要注意

今日は,法律的な話ではないのですが,法務局に提出する書類のコピー作成時の注意点についてお話ししたいと思います。

法務局では,運転免許証等のコピーを除き,基本的に原本の提出が必要です。ですが,原本を返却してもらうために「原本還付」の手続きを行うことができます。
(参考 法務局「申請情報(申請書)と併せて提供する情報(書類)は原本でなけれ
ばならないのですか?
」)

原本還付の手続きとは,原本と同じ内容のコピー(謄本)を作成し,司法書士などの提出者が「原本と相違ない」ことを証明することで,原本を返却してもらうというものです。

コピーのサイズが変わると補正が必要に?

ここで気をつけてほしいのが,スキャナーの設定です。

スキャナーを「自動設定」のままにしていると,用紙サイズが勝手に最適化され,原本と比率が変わってしまうことがあります。特に,原本がB5やA5サイズだった場合,A4に引き伸ばされてしまうことがあります。

この状態でコピーを提出すると,法務局から「補正(コピーの再提出)」を求められることになります。

ミスを防ぐためのポイント

スキャナーの設定を「自動」ではなく,A4固定などに変更する
 (参考 セイコーエプソン社「拡大/縮小と解像度の関係」)
原本とコピーを重ねてサイズが合っているか確認する
比率が変わってしまった場合は,再度スキャンし直す

法務局に書類を提出するときは,内容だけでなく,形式的な部分にも注意が必要です。コピーのサイズが変わるだけで,余計な手間が増えてしまうので,ぜひスキャンの際は設定を確認してください。