ラズベリーパイ

「Raspberry Pi」のはなしをします。

ラズベリーとは、バラ科の小さないちごで、よくケーキとかに使われていますが、
今回はそちらのほうでなく、小型コンピュータのはなしです。

かつて、ずいぶん前に1chipMSXというものが発売されました。
1chipMSXとは、1983年にマイクロソフト社で提唱された
MSXというパソコンの規格の最終形態で、
Z80というCPUをベースとした8bitパソコンのハードウエアエミュレータというべきものです。

MSXは、ゲームパソコンとも言われましたが、
1980年代当時、一番人気のあったゲーム機であるファミリーコンピュータに
唯一?対抗できる家庭向けパソコンというべきものでした。

このころから、マイクロソフト社は、パソコンの統一規格に
一石を投じていたわけですが、
MSXは、パソコンだけでゲームや計算をするなどのプログラムの作成もでき、
外部に対してはさまざまなインターフェースを持っていたので、
パソコン少年のココロをくすぐるものであったと思います。

一方似たようなもので、パソコン少年のココロをくすぐるのが、
はじめに話した、「ラズベリーパイ」です。

これは、1chipMSXのようなハードウエアエミュレータではなく、単純に
シングルボードコンピュータというべきものです。

小型で8.5cm x 5.6cm程度ですが、
LinuxベースのOSを搭載可能で、
LAN端子やUSB端子がついています。

どうも、自宅でたちあげている、Fedoraサーバーのようなものも可能とか。
新しく出たラズベリーパイ2に至っては、Windows10 IoT Core?が搭載可能だそうです。

まあ、もっともスマホだってほとんどクライアントのコンピュータであるので、
いまさらすごいとも感じないかもしれませんが、
LinuxOSがインストールできるので、通常のサーバーにすることができます。

また、、ハード的にもボードにセンサーなどをつけて、
Shellスクリプトで制御するみたいなこともできるので、
もしかしたら、この小さなコンピュータで、かつてMSXで出逢った
ワクワクが生み出せるかもしれませんね。