2025年10月28日に Fedora 43 がリリースされたため,メインサーバー(クローズド環境)を早速アップデートしました。
手順は次のとおりです。
#事前準備
dnf upgrade --refresh
reboot -n
#ダウンロード
dnf system-upgrade download --releasever=43 --allowerasing
#(Fingerprintを確認)
#アップグレード実行
dnf system-upgrade reboot
アップグレード後,いつもどおり eFAX サーバーと Nextcloud の設定を再投入する必要がありましたが,
今回は dovecot(IMAP メール受信サーバー)で問題が発生しました。
dovecot が 2.3 から 2.4 にバージョンアップしたことにより,設定記述の方式が一部変更されています。
特に メールのパス指定 が変更されており,元の設定に戻す必要があります。
vi /etc/dovecot/dovecot.conf
mail_path = ~/mail
↓
本来のメールパス
また,「/etc/dovecot/conf.d」以下の 「10-mail.conf」 などの設定ファイルが削除または無効化されていました。
そのため,必要に応じて設定を再作成・再有効化する必要があります。
再作成する場合には,記述方法がver2.3とは異なっているので注意が必要です。
(参考 Dovecot CE「Upgrading Dovecot CE from 2.3 to 2.4」)
