ブログ(業務日誌)

判例六法

判例六法を3年ぶりくらいに買った。
今回は、判例六法Frofessiona21年度l版
ここ数年、基本法律の口語化や、
産業法の劇的な変化があったが
今回はそれほどでもなく、
むしろようやく安定してきていると言うべきであるか。
しかしながら、民法から、民法法人の部分が分離して、
一般社団・財団法人法が施行される予定で
この部分はおおきな変化となる。
Professional版は、不動産登記規則等も収録されており、
これだけで、登記関連六法としても使えそうで
便利であるが、やはり重い。
資格の勉強は重いのはしょうがないか。

試験終了

某資格試験が7/6にありました。
実は、人生では2回目の挑戦。
早速自己採点。
はっきりいってぼろぼろ。
午前、18/35
午後、22/35
書式は、目もあてられない。
ていうか、足切点数?
甘かったですね。
一年間必死だったのですけどね。
特にぼろぼろは、会社法と刑法。
実際自身のないところがそのまま結果として出ました。
そういうことでまた、一年間がんばりましょう。

ネットと名誉毀損罪

ネットによる中傷書き込みが名誉毀損罪にあたるかが、焦点となった裁判で、
東京地裁は、2/29に
個人のネット書き込みは
「個人利用者として要求される程度の調査」
の真実性があれば、名誉毀損罪にあたらないとした。
名誉毀損罪の阻却要件は、
1.公共性
2.公益性
3.真実性
であるが、
公益の目的を持って真実を述べたことが認定されたようだ。
ネット上の特殊性として、
個人は、その真実性の要件を緩和したことになる。
ところで、マスコミは上記についての報道のみであったが、
どうもこの裁判は、かの紀藤弁護士が関与しており、
カルト宗教がらみの裁判らしい。
というのも、もともと争っていたのは、
ラーメン屋の花月の母体会社と、日本平和なんとかという
宗教団体についての関係を述べたネットの書き込みについてのようだ。

懲戒場とはなんだ

民法822条に「懲戒場」というものがある。
内容は、未成年者の親権を行使する者が家庭裁判所の許可を得て、
不良の未成年者、未成年被後見人を懲戒する目的で、
行政府や司法が認定した施設に入所させる場所をいう。
具体的には、親が子をいましめるために
教育させるための施設をいう。
現在は存在しないらしい。
(衆議院会議録 第164回国会 法務委員会 第18号より)
歴史をひもとくと、
法律第三十七號 感化法
法律第五十五號 少年救援法
には定められており、
具体的には、
少年救援法
第八條 地方長官ハ左記各號ノ一ニ該當スル者アルトキハ之ヲ少年\xFAヘ護院ニ入院セ シムベシ
(中略)
四 裁判所ノ許可ヲ得テ懲戒場ニ入ルベキ者
つまり、少年救援院に入院させることになっていた。
(現在の「児童自立支援施設」のこと)
本当に教育のことを考えたら、懲戒場は必要あるべきか。
どうか。

残業代支払い命令

某ハンバーガーチェーンでは、残業代を店長としている契約社員に支払っていく、
支払い命令が出たらしい。
今では、正社員も2,3年も経ないうちに役職のある社員にしてしまい、
残業代を出さないという事例が増えているらしい。
某ハンバーガーチェーンはもっとひどく、
いわば、パート、アルバイト社員に残業代を出さないという始末である。
小生も同じようなもので、
いまだ10年も働いていないのに、主任というわけのわからない役職が与えられ、
残業代もなく働いている。
そう残業代の少ない人はあまり残業をしないようにしましょう。
そういうことで。

森林税

長野県に森林税が導入されるらしい。
報道によると、課税対象者の個人には一律500円。
法人には均等割額の5%の負担になるらしい。
森林税というだけあって、目的税になる見通しで、
森林整備につかわれるらしい。
森林税の導入は各県でも検討されているようであるが、
問題点をあげてみた。
第1に目的となっている事業の問題。
なぜ、森林の保全だけに一律の課税制度をつくるのか。
現在財源を必要としている問題には、医師不足の問題や教育問題、地域振興の問題など多数あると考えられるにもかかわらず、なぜ森林に限って目的税化するのであろうか。
第2に逆進性の問題。
500円という金額はともかく、
一律に課税対象者に課税することは、低所得者には高い負担となり、
公平さを欠くのではないだろか。
第3に対象となる森林の問題。
長野県の面積の70%以上が森林であるにもかかわらず、
どの森林を対象とするのであろうか。
そもそも、税収増加は約6億8千万円(記載 信濃毎日新聞)
でどの程度のことができるのか評価がむずかしいところである。
第4に間伐の必要性と森林保全の問題。
森林保全の基本となる間伐について、
どの程度必要であるのかが不明である点。
そして、そもそも昭和年代にしてきた、杉やヒノキの植林等の植林事業から
外材の輸入に伴い、価値が低下し、植林事業の意味をなさなかったことからなる、
今後の森林開発のありかたなどが、あまりはっきりしないまま、
現在の森林保全が継続されていること。
長野県内で働いているサラリーマンはおそらく首をかしげているのではないだろうか。

社内の取締役

小生の会社内でとてもびっくりしたことがあった。
会社の従業員(使用人)の4人が一気に取締役になった。
取締役は会社の執行機関である、取締役会の構成であり、
単独でも、会社を裁判内外で代表する、いわば、中核である。
取締役は、部長(表見支配人)や支配人よりも、
会社を代理する範囲も広く、より包括的である。、
つまり、部長よりもえらい。
そのなかでおどろきなのは、4人の内、元部長で役職定年して、
権力がなくなったひとが2人と、いままで、課長クラスにしかならずに
もう少しで定年を迎える人1名で構成されていることである。
部長でなかった人が、いきなり一足飛びで、取締役になるのは意外である。
将来、使用人から代表取締役を出そうとする思惑が絡んでいると思われるが、
なぜかというと、代表取締役は、取締役会から任命され、
現在の代表取締役も会社法上は、任期2年で残り1年ない。

産科医不足

このごろ、どこの場所でも医師不足のニュースをよく耳にする。
その中でも、人口の少ない都市の産科医不足はなかでも不安材料である。
少子化が問題であるというのは、世間では周知のことであるが、
これだけ産科医が不足し、長野県内でも須坂市、伊那地域のように、
産科医がなくなり、子供の産める病院がなくなっていくことが、
どれだけ、住民を不安にしていることか。
今後、医師不足解消のために、信大の医学部も入学者を増やすらしいが、
制度的には、なにか遅いと感じる状況であり、
そもそもそういった制度設計がなにかまちがっていたのではないだろうか。
安心した、生活を営むとき、経済状態や経済システムも大切であるが、
違った制度構築だけに進んだ結果、そのひずみを修正できないでいた場合、
政治というものはなにをしていたのか、疑問を持たざるを得ない。
とても不信感を感じる出来事である。

夏休み

夏休みを一週間もいただけたので、
今回は書式の勉学に励む。
書式の学習は多くの時間を割いてしまう。
でも、いままで学習の集大成というべきもの。
基本がないとまったく解けない書式の問題。
むずかしいです。

名誉毀損幇助罪

大阪市内の男性が、掲示板への他人への中傷した文章を消さなかったとして、
名誉毀損幇助罪で書類送検された。
掲示板への中傷を放置した場合、
刑法犯になるということになる。
掲示板の管理は非常に負担になりかつ、
どれだけのアクセスがあるもわからない。
しかしながら、そもそも中傷が簡単に表に出てくるもの
インターネット社会の特徴で、
実はもっとも憂慮すべきことではないだろうか。
よって今回の書類送検を機に
掲示板のあり方も考えないとならないと思う。