【警告】メモリー価格が爆騰している理由

最近の生成AI向けの需要や、サーバー、データセンターの需要により、メモリーの価格が上昇しています。
また、スマートフォンだけでなくパソコンにおいても、記憶媒体が磁気(ハードディスク)からメモリー(SSD)へと置き換わってきており、さらにグラフィックボード(GPU)やTPUなども生成AIの影響で需要が増加しています。
その結果、パソコンはそのほとんどが半導体によって構成される装置となりました。

ほかにも自動車では、内部制御やアクセサリーについても、単なる制御回路だけでなく、OSを搭載するなどのより複雑な端末へと変化してきており、生活のあらゆる場面でメモリーが必要になっています。

こうした需要の激増は数年前までは予想されていなかったためか、国内メーカーでは半導体部門を売却したり、撤退したりした経緯もあり、国内生産だけではほとんどまかなうことができず、結果として東アジアの他国に依存する形になっています。

これらの需要増に加え、海外依存の体制と円安が影響し、メモリー価格は驚異的な上昇を見せています。
(参考:第一ライフ資産運用経済研究所「半導体市場で今起こっていること」)

もともと半導体市場は、「シリコンサイクル」と言われるように、4年周期ほどで供給過剰と価格下落を繰り返してきましたが、今回はその周期の壁を破って上昇に推移しています(前述参考)。

急激なメモリー価格の上昇は、パソコンやスマートフォンなどの端末製品の価格を押し上げており、一般消費者が気軽に購入しづらい状況となっています。
(参考:一般社団法人電子情報技術産業協会「パーソナルコンピュータ国内出荷実績」出荷金額統計/出荷台数より算出)

パソコンはあらゆる仕事においても欠かせない存在です。一日も早く、メモリー価格の上昇が落ち着いてほしいと願うばかりです。