AIチャットでインストール方法の案内を求めると、READMEすら読まなくなる

最近、ソフトウェアを導入する際の手順が劇的に変わったと感じています。

WindowsでもFedoraでも、今ではGitHubなどで公開されているツールを利用することが一般的になりました。以前であれば、まずは真っ先にREADMEを開き、マニュアルを読み込み、さまざまな事項を確認しながら構築を進めていました。

ところが最近では、ChatGPTに代表される生成AIに「このツールのインストール方法を教えて」と聞きながら進めることが増えました。

この「対話方式」での導入は、驚くほど効率的です。
もし途中でエラーが出ても、その内容をAIに伝えれば、すぐに解決策や修正案を提示してくれます。
マニュアルを読み解いたり、ユーザーフォーラムの古いスレッドを巡回して自身の環境に合う答えを探したりする手間が、ほぼなくなりました。

結果として、完成までの時間は飛躍的に短縮されました。
以前なら時間がかかりすぎて諦めていたような高度なシステム構築や開発も、生成AIとの対話を通じて完遂できるようになりました。
システム管理やソフトウェア開発における生産性は、間違いなく「革新的」に向上したと言えます。

しかし、この便利さに浸る中で、ある種の危機感を覚えるようになりました。
それは、私自身がREADMEすら読まなくなってしまったということです。

これは単なる効率化ではなく、思考の「怠惰」への入り口ではないでしょうか。

世の中には、「生成AIがいつか人類を滅ぼす」という議論が存在します。
例えば、BBC JAPANの記事で紹介されていた米アンソロピックの研究者が、「AIが全人類を滅ぼす可能性は10%以上ある」と警告していたことには非常に衝撃を受けました。
(参照:BBC JAPAN『AIが「全人類を滅ぼす」可能性は「10%以上」 米アンソロピック研究者が警告』)

今後、どう生成AIと向き合っていくべきなのかは、非常に注目すべき点かと思います。