ブログ(業務日誌)

家族信託・任意後見・法定後見

認知症等で意思表示が難しくなった際に財産管理等の事務を行う制度です。それぞれ,柔軟性が異なります。

準備段階では家族信託か任意後見を選択でき,家族信託は契約か公正証書で構築し,任意後見は公正証書で構築し,必ず監督する人を選任します。すでに認知症等で意思表示が難しい状態になった場合には,法定後見しか選択の余地がなくなります。

参考までに
家族信託は,「国民生活センター:国民生活 2019. 5 高齢者の生活と資産を守る「家族信託」を考える
任意後見は,「法務省:Q16:任意後見制度とは,どんな制度ですか?
法定後見(成年後見)は,「法務省Q3~Q15 「法定後見制度について」

どちらにしても,早めの検討が必要かと思います。

登録免許税の一括納付

12/19より,登録免許税の一括納付が可能になります。
(法務省:「連件申請における登録免許税の一括納付について」)

マンションの保存登記や複数の法定相続登記等,連件での登記を申請する場合,1つ1つ納付情報毎に操作して納付しなければならなかったものが,一括で納付できるようになって,納付担当者は楽なるかと思います。

ただし,一括納付は電子納付に限っていることから,弊所では,印紙納付のためほとんどのため,ぜんぜん関係ないお話でした。

突然来た兄弟姉妹,おい・めい関連の相続手続きに注意

一部士業者から不意に兄弟姉妹からの相続に関する「通知」が来るということがあります。

一つの解決方法であるようですが,相続関係が複雑な兄弟姉妹やその子による相続であった場合,とある士業(〇〇○士)を介して通知され,印鑑証明書の提出と遺産分割協議書の押印を少額の解決金で求められる場合があるようです。

兄弟姉妹,おい・めい相続は,亡くなった方に子がなかった場合で,父母,祖父母が既に亡くなっている場合に発生します。

兄弟姉妹やおいめいの相続は,場合によっては亡くなってたこと自体を知らずに発生するため,驚くことが多いです。

遺産分割協議書に押印をする場合に,少額の解決金やお礼などと引き換えにする場合があります。ところが,書類の内容や亡くなった方の借金や未払い税金等をよく調べずに押印してしまい,「何年」もして多額の債務の返済や,不良資産の処分,混乱に巻き込まれることも少なくありません。

他に「なるべく」関わらないようにする方法として,「相続放棄」という選択肢もあります。

少額の解決金欲しさにむやみに遺産分割協議書に押印せず,借金,資産の有無を相続人や自身で確認する等,相続手続きへの慎重な検討をお願いします。

同性婚制度なしが違憲状態の判決

東京地方裁判所にて,同性婚の制度がない事自体は,合憲としたものの,「違憲状態」として,立法措置を促した判決がなされました。
河北新報社:【同性婚制度なし「違憲状態」 東京地裁、国会に立法措置促す】)

松野官房長官は,他の訴訟の判断も注視していきたいのこと。
(ロイター通信:「同性婚認めぬ規定は合憲の判決、他の訴訟判断も注視=官房長官」)

サーバーのアップデート

弊所のサーバーについて,Fedora36→37にアップデートしました。

Linuxサーバーを運用していると,新しいソフトウェアでバグ等により,急な対応や調整が必要になる場合があります。

ときには痛い目にあうことがありますが,大きな修正や対応を行いながらも,10年以上運用しています。

今回のアップデートには特に障害や特別な対応はありませんでした。

人の手を介した決済方法がなくなっていく

手形交換所が143年の歴史を経てなくなったようです。
(参考:大和総研「手形交換所で交換した手形以外のもの」)

人の手を介した決済方法から電子決済にかわっていることから,電子交換所にかわっていきます。
(参考:三菱UFJ銀行手形・小切手の交換方法を電子化する「電子交換所」設立に伴うお手続きについて】)

人の手を介した決済は,143年どころではなく,古くは江戸時代よりもっと前,人が文字を獲得してからすぐであるという学説もあるようです。

人の手から電子へ重要な転換点であるかもしれません。

相続登記の促進に関する法務省と司法書士会の協業

法務省にウェブサイトに日本司法書士会連合会との相続登記促進に関する協業の告知がありました。
法務省:「あなたと家族をつなぐ相続登記 ~相続登記・遺産分割を進めましょう~

日司連で相続登記の促進事業で起用している俳優さんが,法務省の「相続登記促進親善大使」になっています。

また,長野県司法書士会も長野地方法務局とともに「エンディングノート」の作成をしました。
長野地方法務局:【「エンディングノート 長野地方法務局/長野県司法書士会」を作成しました!

このエンディングノートには,法務省のキャラクターである「トウキツネ」と「遺言書保管ガルー」と長野県のキャラクターである「アルクマ」の3つのキャラクターが,使われていて驚きです。

キャラクターはともかく,このウェブサイトによると,「ご自身の終活のため、これからの人生をより明るく前向きに過ごしていただくため、ご活用ください。」とのことです。

令和4年度の休眠会社の整理

毎年,休眠会社の整理が行われています。
(法務省:「令和4年度の休眠会社等の整理作業(みなし解散)について」)

12年以上登記されていない株式会社は,公告と通知が行われ,2か月以内に登記申請や届出がなかった場合には,みなし解散登記が行われます。(会社法第472条)

ここのところ毎年行われているものです。